近況

部屋が決まって落ち着き練習もはかどっています。
ビザの更新も終わり、ビザのカードが届くのを待つだけ。一安心。
家がコブレンツの中心街にあるので街の一日の時の流れが分かります。・・・なんて言うとかっこいいですが、週末は賑やかで眠りにくいです。

今日は語学学校で出会ったルーマニア人の友人と一緒に居酒屋でビールを飲んできました。
でも、昨晩 コブレンツでプロ・サッカー選手をしている日本人の友人と一緒に夕食を食べた際、ワインを多めに飲んだので今日はあんまり飲めませんでした。
ワインといえば、先日コブレンツ近郊で今年作られたばかりのワインをドイツ人の知り合いから飲ませてもらいました。
そのワインは10月しか飲めないらしく、本当に美味しかったです。
ビンの蓋は緩く締められていて、きつく締めてしまうと発酵が進んでいった際に起きるガスでビンが破裂するそうです。
このワインをもう一度飲みたくて売っていた店に行ったのですが見つかりません。残念・・・

最近、日本から買って持ってきた本を読んでいます。
「音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書) [新書] 岡田 暁生」という本です。
今日読んでいて思ったことです・・・
‘日本でかなり長い間ある邦楽器を学んでいたドイツ人の友人宅を訪問したときのことだ。うだるような夏の京都の昼下がり、いたるところでセミがかしましく鳴きたてている、その友人が苦々しくつぶやいた 『夏はセミがうるさいので楽器練習の邪魔になる。』私は仰天した。’(引用 P124-125)

この引用の部分を読んでぼくもこの夏に日本に帰った時にセミのやかましさにへきへきとさせられたことを思い出しました。
自然の音って日本は多いな・・・と、思います。以前、演奏した際、録音した音源には鈴虫の声がずっと入っており、コンサートが後半に向かうにつれ大きくなっていくように思いました。
また、日本は常になにかしらの音が鳴っています。
ドイツのスーパーでは音楽は流れていませんが、日本では常に流れています。
また、カフェなどでも日本では常に音楽が流れています。ドイツではあまり流れていないです。
音楽が店内で流れていないから、路上で演奏している人の音楽に耳をすませることができ新たな発見や収穫、気付きも多いです。

無造作に機械で再生される音楽が常に流れていたり、常に音があるのってどうなんだろ・・・と、帰国したときに思いました。
音がない「無音」が心地よいときもあります。

コブレンツも落ち葉が目立ち始めました。
すべての画像は先週の日曜日に撮ったものです。
この日から一週間ですが、だいぶ木の枝から葉っぱが消えました。

この画像の黒い点は渡り鳥です。 この鳥が飛んでいくと冬が来ると、この日一緒に散歩をしたドイツ人の知人(ぼくに新作ワインを教えてくれた人です。)が言ってました。
その知人はコブレンツのカレンダーや絵ハガキようの写真を撮ったりしている方で、アジアが大好きなおじさんです。
毎年、11月後半から年明けまでアジアに行き写真を撮っているそうです。。
今回、部屋さがしを助けてもらえました。
この方に、なぜそんなに親切なのか聞いたら「自分もアジアに行った際に多くのアジア人に助けてもらった。だから、ドイツで困っているアジア人を助けたい。」と、言っていました。誰かを助けたり支えたりすると、その人がまた誰かの助けや支えになるんですね。今回、素晴らしいことを気付けました。

昨年よりもコブレンツの秋が美しく見えます。
自分が慣れて落ち着いているのもあるかもしれません。
でも、昨年よりもコブレンツの秋が色彩豊かに感じます。
昨年の今頃は何してんたんだっけ?

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近況 への2件のコメント

  1. yoko より:

    ウィーンフィルのウインナワルツ、カラヤン・ベルリンフィルのベートーベン、フルトベングラーの第5、小澤征爾のチャイコフスキーのピアコン・バイコン、イムジチのアルビノーニのアダージョ、カザルスのホワイトハウスLive演奏の“鳥の唄”(カザルスは「ウォ~」とか「「んん~ん」とか唸りながら弾いています=それが絶大な力を俺はもらった!)、セゴビアのギター曲&イエペスの“禁じられた遊び:ロマンス”(Live版聴いてないけど)、パバロッティ・ドミンゴのテナー、茶水駅前の「名曲喫茶ウィーン」で21歳のとき行くたびにリクエストしまくったポール・トゥルトーリエの“アルペジオーネ・ソナタ”、喫茶「世界」でリクエストしまくったJ.ブラウンの“マンズマンズワールド”の初版シングルレコード。
    全て全て全て心を打った“音”“音楽”は「雑音」の中で聴いたよね。

    スタジオでの「完璧な音源」で音楽を楽しみたい、という友人がいます。
    わかるよ。
    でも俺は、圧倒的に“Live”が好きです。

    クラシックもオペラもポップスもギターもチェロも、人間の、生き物のいる中で聴こえる音楽が好きです。
    CDは多く、Live版を買います。カザルスのホワイトハウスでのLive版の“鳥の唄”が好きです。あの曲に何度、人生の窮地を救われただろう。自分のミスも、理不尽な「アホ先輩」のパワハラも、生活のつまずきも、息子の命に係わる病気も… 救われた。

    音楽は、命の栄養剤です。
    生き物の声・音・鳴き声など、辺りの「人間や生きもの生活音」その「雑音」が混じっていてこそ「命を救う」「命を励ます」「生き方を支える」存在になると、俺は思っている。

    『夏はセミがうるさいので楽器練習の邪魔になる。』
    あぁ、そうなの?

    俺は、その人の「音楽創り」を信じることができません。

    教会へ吹き込む風の声の中で聴いた佐々木さんのギターの音楽が、俺は好きです。
    必ずでっかくなって、人や自然の声を感じさせる演奏家になってほしい。

    今日は、釣りの師匠、実弟からのラインヘッセのうんまい「赤」を飲みながらコメを書いています。
    そのせいでチト書きすぎたかぁ~~! 
    許せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

  2. sasaki より:

    yoko様

    コメントありがとうございました。
    セミの鳴き声や他の動物の鳴き声がなく、教会の鐘の音だけ聞こえるような環境に7月まで居たので日本に帰った時「なんだか弾きにくいな~」と練習の時に感じ、湿度や気温・住宅環境か?といろいろ考えていたときに猫がセミを採ってきてセミの声に気付きました。
    これもヨーロッパ・ドイツに行ったことで発見できたことではないかと思います。

    ドイツにもセミは居るんでしょうけど鳴き声を聞いたことがありません。
    また、ドイツの教会だと虫や他の動物の声はあんまり聞こえてきません。
    たぶん、西洋音楽は「人間中心」の世界観で作られたんじゃないかなぁ~とか、無学ながらに想像したりしています。
    私も演奏会では西洋の作品でも教会や室内などで演奏された作品から、屋外で演奏されたり、街中から聞こえてくるだろう音を作曲家が感じて作られた作品なども演奏します。また、日本の作品はやっぱりyokoさんがおっしゃるように虫や人間の「雑音」が必要だったり知らないとできないものもあると思います。
    文化的なことで今に至る歴史や作られた時代のこともありますから、そういうことも勉強しながら自分の演奏を成長させ多くの人の前で演奏するようになりたいですね。

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